魔女に恋した王獣






あっ、

「ねぇ、ジン…。」


「あ?」


「ジンは何がほしい?」

  ジンの誕生日プレゼント買いに来たのに、私のを買って貰っちゃったし…


 少し黙った後、口を開いたジン

 ピアスとか? お財布とか?


 そんな物しか浮かばなかった私

「…お前。」


  赤くなっている顔を見られないように、うつむく

「くれるんじゃねぇの?」

そっ、それは
「あっ、あげるよっあげるけど…」


「ふっ、まつっていったろ。お前がいいって言うまで。」


「うん、ありがと」

  ありがと。

 それは、いつになるかわからないけど…

 でも、私もジンがほしいから。

 もう少し、もう少しだけ、待ってね