魔女に恋した王獣






   ゆっくりと後ろに振り返る



 前より少し伸びた身長、


 短くなった黒髪。

  そこにいたのは、前よりもっとかっこよくなっていた貴方だった


「ジン…」


  肩で息を吸っている貴方は、走ってきたのか額に光る汗が見えた



  一歩一歩歩み寄ってくる貴方に背を向け走り出す



「リノっ」


  なのに、私の足は貴方の一言で意とも簡単に止められてしまう


 そして、ふわりと感じる甘いにおい

  どうして…。

 前は、触れさせてくれなかったくせに…

 私を避けてたくせに…


  そう思うのに、凄く胸がトキメクの…。

 もっと強く抱き締めて欲しいとおもうの…。