魔女に恋した王獣




『私…ジンから離れるつもり。
私のせいで傷つくジンは見たくないから…
 でも、やっぱり忘れられそうにないから。だから、時間があるときでいいの…。
 時間がある時、ジンの写真を送ってくれない…?』



  リノさんの願い。
それは、近くでなくても総長を感じたいそう言うことだと思う。

 
  こうして、いつも影から総長の写真をとって送っている

 

 【送信完了】

 画面にその文字がでて、ほっとしていたとき


「なにしてる…。」


  そんな低い声が響き渡った

「お前、名前は…」


「まっ、マオですっ。」


  やっ、ヤバい。

 まさか総長にばれるなんて…

「お前、俺の写真撮っただろ」

「っ、あっあのっ」

「前も、撮ってたよな」

 えっ


 まさか、前から気づいて…

「お前、写真を誰に送ってる」

  【送信完了】

 そんな画面のまま、手に持っていた携帯の画面に気づいた総長。

 殺気を含んだ鋭い瞳で睨まれる

 
「きぃてんのか、誰に送ってんだよ。」

  リノさん、すいませんっ

 やっぱり総長には叶わないんですっ