魔女に恋した王獣





 
「んっ」

眩しい光に目をさました

 そして、部屋を見れば

 ソファーに座って寝ているジン


「帰ってきてたんだ…」

 昨日ラップをして、テーブルの上に置いておいたオムライスがなくなっていた

 
ジンがたべたの…?

 電子レンジがないこの倉庫。
作ってから時間がたっているオムライスは、もちろん冷めていたはず

 そんなオムライスをジンが残さず食べたんだ


「やめてよ…
  食べてくれなくてよかったのに…」


まだ寝ているジンに、静かに近づいた



「ジンが、そんなに優しいから…

出ていきたくなくなっちゃったじゃん…」


  久しぶりにみたジンの顔は、いつもとかわらず綺麗な寝顔だった

   
  お願い…


 最後に、最後に。

  貴方に触れさせて…




 ジンの唇にそっと近づいていく