魔女に恋した王獣





 倉庫のキッチンにたって、ご飯をつくる


 ジンにご飯をつくるのも今日が最後

 
  オムライス…

 初めてジンに作ったご飯。
美味しい訳でもなく、美味しくない訳でもない普通のオムライス

 それが、私がジンに作ってあげられる最後のご飯

 
 テーブルの上に並べてジンの帰りをまつ

 
 作ってから三時間たってもジンは帰ってこない。

 冷めたオムライスにラップをかけ、自分の分を食べる

 
 最後くらい、一緒に食べたかったなぁ


それから、時間が過ぎてもう深夜


『すぐ、帰ってくる』って、いったんだけどな…


  昨日も眠れなかったせいか、ついベッドに横になり瞼を閉じてしまう





   そして、その日私が眠るまでにジンは帰って来なかった