魔女に恋した王獣





 今日で最後

今までより少し女の子っぽい格好をした

 メイクにも時間をかけて、髪も少しまいて

 何分かしてから、部屋にジンが入ってきた

いつも道理の格好なのに、何故かいつもよりジンがかっこよくみえた


 
「どこ行く」


「えっ、あ。買い物、買い物したい」


 

 部屋を出るジンのあとについて、下に行く


「えっ、車?」


  バイクだと思っていたのに、車が外に待機していることに驚いた


「スカートだろ」


  あっ、そうか。

私がスカートだから、気を使って車にしてくれたんだ

 ジンは優しいな
 
 離れられなくなっちゃうじゃん


「つきました」


 運転手の言葉に外を見ると、そこは大きなショッピングモール



 ショッピングモールの中を歩いていると感じるたくさんの視線


 ジンはこの町で知らない人がいないくらい人気だからなぁ…


  アクセサリー売り場に来たとき可愛いストラップを見つけた

 繋げるとハートになる、可愛いペアのストラップ


「これ、買ってくる」


 お会計に行こうとしたとき

「俺が払う」


「えっ?」


「女に払わせるわけねぇだろ」


  やっぱりジンはやさしいな

 でも、これはたぶん
 
私がジンにあげる最後のプレゼントになるから、だから自分で買いたいの

「これは私が買う」