魔女に恋した王獣






 イスに座ってテレビを見ているジン

 私に気づき、椅子から立ち上がる


 ごめんね。

でももう終わるから。

 町でジンが暴れるのも、町の雰囲気が悪くなるのも。

 ジンが私を見るたびこの部屋からいなくなるのも。



「ジン…」


「……。」




 呼び掛けても、振り向かないジンに胸が痛む

「あしたっ、明日1日だけ。私といてくれない…?」


 

「……」


「お願い…」


  お願い、明日だけだから。

 そしたらもう、ジンの前から消えるから…




「…わかった」