魔女に恋した王獣






 前もこんなことがあった気がする


それに前までは何とも思わず行けたのだが、
今では踏み込むことすらできない




「早くこい。」



 少し苛ついたような声を出したジンに逆らえるはずもなく、おずおずとその胸におさまる私



  
 私がおさまったのを確認したジンが、抱き締める力を強める


 そんな行動一つ一つにドキドキしてしまう私


「熱あんのか?」


「えっ?」


 胸に耳をあてているせいで妙に響くジンの声