魔女に恋した王獣





 だけどさすがに濡れている身体でバイクに乗れないと思い


「今日、歩いて帰る」



 そう言うと、眉間に皺を寄せるジン


「なぜだ。」


「……。」


 何も答えない私を不審に思ったジンが近づいてくる



 
  そして、手の届く距離に来たジン


 その位置からはもちろん私の髪から落ちている水が見える


 
  勢いよく引かれた腕



  そして、そこから伝わるジンの鼓動、温度。


 またもや私はジンの胸におさまっていた