魔女に恋した王獣





「その傷、なに…」




「昔の傷だ」





  『いつできたの?』『誰に?』


  そう聞きたかった。


  だけど、その空間に流れていた冷たい空気が、喉まででかかっていた言葉を止めた


  その空気を作ったのは、紛れもなく目の前の男。