その瞬間何故捜していたか忘れてしまっていたことに気づきハッと顔をあげる


「ごっごめんなさい、起こすつもりで捜してたのに」


「フッハハッ いいよいいよ別に、いつも起こしてもらってるから」


「アハハ、そうかな...?」


「なんで疑問形...?まっいいや帰ろう?」


そう言って手を差し出す蓮君を見て顔に熱があつまる

蓮君の手を受け取ってから歩き出す


今だに信じられない私たちが付き合っていることに



2ヶ月前の新学期が始まってまもなく

友達の友美(トモミ)に背中を押されて告白をした