「あれ…?私…?」

見渡すと一面真っ暗。
今までなにをしていたんだっけ…?
確か……。

確か私は死んだはずなんです。
けど傷ひとつないんです。
すべてを思い出したとき思わず口からこぼれてしまったんです。後悔の言葉が。

「なんで、あんなことを思ったんだろう…。せめて…天くんに告白してから死にたかったな…。」

心のなかでは分かっていたんです。
死にたいなんて嘘だなんて。
本当に後悔しかないんです。

りん…
と鈴の音がして振り替えると、
牛の頭骨?のようなものがいるんです。

「ひっ!だ、だれ!?」

『私は死神。貴女にいいモノをアゲル。』

そう言って差し出されたのは白い彼岸花。

「ん…?これは…?」

『このはなが朽ちるまでに、思い残したことをなさいなさい、ただし花が散るまでに思い残したことをできなければ…』

視界が…?

『堕ちるデショウ…。』