白い彼岸花

「天くん、今日晴れてよかったね!」

コクリとうなずく天くん。口元には林檎飴。

今日は私の大切な日なんです。

今日、告白しようと思うんです。

けど、私には勇気がでないんです。

あぁなんでこんなにも

私は駄目なの?

私は思いを伝えられないほど駄目な人間なんだ。

生きてる意味あるの?

ううん、ないよね。

あぁいっそのこと

死んで生まれ変わりたいな。

そう思っていたときだった。
天くんと距離がひらいてしまったんです。
急いで走って追い付こうとしたとき。
聞こえたんです。天くんの声が。

「美月っ!?」

なんでそんなに必死な顔してるのかな?

あれ?何かに弾かれる感じがした?

頭をうつ感触がした?

あれれ、なにか口から何か出てる?

よだれ?嫌だなぁ、恥ずかしいなぁ

あれれ、なんで手が動かないの?

もしかして私、車に跳ねられたのかな?


そっか私死ぬんだ。

よかった。


…?


あれれ?

なんで私は泣いているの?


あぁそっか私死にたくないんだね…。