✡出会い✡





眠かった入学式を終え、



わたし 、鈴木梨乃は


マフラーに顔を埋めて、


電車を待っているんです。



こんな時は音楽ですね


音楽を聴こう。


イヤホンを付け音楽を流す。





うん。

やっぱりいいな


私もあの世界に行きたい。











なんて、考えていたら強いけど


甘い香りのする風が吹いた瞬間


目をつぶった。



『んっ … … 』