俺様な狼上司に迫られて!






…はは、何だよ…





(やっぱり…そう言うと思ったよ。)






だから最初からやめた方がいいって思ったんだ。

なのに、見せろなんて…言うから…






「……部長のバカ。」

「…は……。」

「部長のバカバカバカバカ!!」

「っ、な…?!」






私は気がつくと
そう口走っていて。


その言葉を聞いて部長は
驚いたような顔で私の方へ振り向く。






「っ……?!」






そして私の顔を見て
目を見開いた。






「そんなこと言うなら…
最初からこんな服買わないでください!!着替えさせないでくださいよ!!」





自分でもわかるほど

視界が水っぽくユラユラ歪んできて
ジワジワと目元が熱くなるのを感じた。



でも決して流すまいと
我慢しながら必死になって

気づけば部長にそう怒鳴って怒っていた。




そして私は振り返って
リビングを出て行く。






「っ、おい待て---!!」






早足で玄関へと向かう私を
慌てた様子で立ち上がって追いかけてくる部長。






「っ、ほっといてください!!
私もう帰ります!!」

「っ…だから待てって…!!」





-----ガシッ!





そう言った部長が


玄関まで歩いてきて

そのままドアを開けようと
ドアノブを掴んだ私の手を

部長が後ろから勢い良く掴んだ。




そして勢い余ってドアにドンッ!と手をつく。






「っはぁ、はぁ…
待てって、言ってるだろ…!」

「---------っ!」





耳元で 彼の声が響く。

小さく息が切れた声が
近くで聞こえた。