俺様な狼上司に迫られて!







(-------っ!
な、何だよ今のドキッて!
違う違う、これはギャップにびっくりしただけで…!!)





不意にも起こった自分の心情に

私は慌ててそう心で反論する。





「す、すいません突然大きな声出して…。」

「え?…あぁ、別に気にしてない。
むしろお前らしくて面白い。」





-------ドキッ!






(うっ…また…!!)





そう言って
なんだか楽しそうに目元を笑わせながら

ワインを口にする部長から

またこうして
不意にそんなことを言われて



私の心臓が 大きく鳴った。








「…あ、そうだ。
お前後でさっき買った服着てみろよ。」

「っ……はい?!」






ぶっ…!!と思わず飲んだビールを吹き出しそうになった。


ゲホゲホとむせる体をなんとか落ち着かせる。





(着てみろって…何でそんなことを!)





どうして部長の家でファッションショーをしなければいけないんだ

と自分で心の中でツッコむ。






「どんなもんか見せてみろよ。
せっかく買ってやったんだから。」

「いや…は、恥ずかしいっすよ!」

「いいから。後で絶対どれか1着着て見せろよ。」





そう言って口角をあげながら
横目で私を見て料理を食べる部長。


うっ…だからその何か色っぽい仕草やめてくれ…!!





(後で着ろって言われてもなぁ…。)






大半はまだ部長の車の中に入れっぱなし。


1袋だけ 部長が何故か荷物を持って行く時に一緒にここへ持ってきたけど…





(まさかアレがこのためだったとは…。)





後日車で荷物は全部運んでやる
って言われて置いておいたのに

何か変だと思ってたんだ…。





なんて
今更そう悔やんでも仕方が無い。


それに今日はこの人の言う通りにするのが謝罪だ。



どっちにしろ反抗はできねぇんだよなぁ…。






と思いながら
ため息を飲み込むように

私はビールをぐびっと飲んだ。