俺様な狼上司に迫られて!







「…ん、着いた。」






そう言って車を止める部長。


シートベルトを外して
私も部長も車を降りる。





(-------ん?あれ?)






車を降りて
私は何度か瞬きをした。



そこに建っていたのは

なんと 大型ショッピングモール。



てっきり 高級ブティックにでも連れて行かれるものだとばかり思っていた私には

この展開はかなり予想外。



え、しかもここ
男性ものより女性ものメインの場所じゃ…






「行くぞ。」

「え!ま、待ってください部長!」






私を置いてスタスタと中へ入っていく部長に
駆け足でついていく。
























(----------。)






中に入ってから、約1時間が経過した頃…


私の手にはすでに4つの紙袋が握られていた。



荷物持ちとして連れて来られたけど
本当にこの人容赦ねぇな…



と思いながら
持ち歩いているけど


実はこれどれもこれも全て---女物。






「ん、次はあの店入ってみるか。」

「…あの、部長。」

「あ?何だよ。」






また違う店に入ろうとしている部長に
私はたまらず声をかける。



何だよじゃないっすよ!

罰ゲームにしても こんな…






「自分の彼女にあげるものくらい
他の女に持たせるもんじゃないですよ!!」






私は率直に部長に申し上げる。



こんな所を彼女が見たら何と嘆くことか。

他の女とこんなところでお買い物なんて
しかも女性もの!

彼女大号泣っすよ!!






「あ?お前何言ってんだよ。」

「まともな意見を言ってるだけです!」







てかこの買い物私とやるべきじゃないですよね!

彼女ときて彼女に服選ばせた方がいいんじゃないですか!






私が部長に訴えかければ
部長は はぁ?と言いたそうな顔をして

ピタッと歩くのをやめて
私に向き直る。



身長差的に
見下ろされる形だけど。






「俺彼女いねェし。」

「………は。」






そしてなんと

そんな形で彼からまさかの衝撃事実。




…え、今何をおっしゃって…







「じゃあこれは…妹さんか誰かへのプレゼントでしょうか。」

「なわけねェだろ。
どう考えてもこりゃお前のもんだろうが。」

「…えぇ?!」






そしてまたここでも

彼から衝撃なカミングアウト。