私は彼に
ベッドへ投げられ

そのまま体はそこへ沈む。




突然の彼の行動に
頭が追いつかずにいると


律樹はガシガシと軽く頭を拭いて

そのまま
ギシッ…と、ベッドをきしませて




私に、迫る。







「っ…り、律樹…?」

「…お前も今更、この後の展開…
分かってるだろ?」






-----ドキッ!






さっきとは打って変わって




悪戯っぽい笑みはどこにもなく




目の前には
---色っぽい彼の、熱い視線。



どこか有無を言わさない
逃がさないような視線に


私は動けなくなる。






(……っ、どうしよう…。)







------律樹、本気だ…。









そう伝わってきた瞬間に


私はどこか
背中がゾクっとするような感覚を感じる。





…急展開に困っているはずなのに…




どこか彼のその表情に

酔わされてしまったのか





…私はその場から

逃げようとする気が起きなかった。








「俺への誕生日プレゼントは
……お前がいい。」







(-------っ…!)







その言葉に
心臓がドクン…と鳴って


近付く彼の顔に


私は自然と目を閉じる。






彼の指が

私の指を絡め取って




そのまま、繋がれる。








「…身も心も……俺にくれ。」








そう言って

律樹は私に 深いキスをした。