---そして
やってきたお昼時に
私は思わずマユコちゃんの言葉に
食べていたカレーうどんを詰まらせた。
「うぇっ?!っ、ゴホゴホッ!!」
「え、ちょっと…そんなに驚いた?」
「いや、だって…っ、ゲホッ!」
私は水を飲んで
呼吸を落ち着かせた。
いやだって…だって…
「マユコちゃんと酒井くんが同棲してたなんて初耳だもん!!」
---イエス。
私がむせた原因は
マユコちゃんと酒井くんが
最近同棲し始めたという事実である。
いやまぁ
2人は付き合い長いし、
同棲自体は別に驚きではない。
驚いたのは…
(ってことは…多分あの人酒井くんから話聞いたんだな…。)
ということ。
律樹と酒井くんって実は仲良し。
酒井くんもマユコちゃんっていう彼女持ちだし、
そういう話はたまに2人でするらしいけど
まさかそれで影響を持ったんじゃ…
「で?相談って?」
「あ…いや、その……。」
と 私は言葉を詰まらせながらも
マユコちゃんに
同棲しようと言われたことを報告する。
時期が早すぎると思うことも
酒井くんと仲が良いから、ということも。
「へぇー!積極的だねぇ部長!
いいと思うけどなぁ同棲。」
「いやでも
全然まだ彼のこと知らないし…。」
「だったら余計にいいんじゃない?
同棲したら新しい発見しまくりだよ?」
イイじゃんイイじゃんー!
と何故か私より乗り気のマユコちゃん。
(いやいやそんな軽い考えでいていいのかな…。)
お金の問題とか
生活面での違いとか
いろいろ住む前から
問題があると思うんだけど…。
「もし同棲が難しいなら
半同棲にしちゃえば?」
「半同棲……。」
「そう。
そしたら今までとそんな変わらないし?」
まぁそれで部長が納得するかは
分からないけどねー、
とマユコちゃんは言いながら
ご飯を食べ進める。
(半同棲ねぇ…。)
まぁそしたらお金の面は
家賃はお互いの家の分は
自分たちで払えばいいし
食費と光熱費だけの問題になるから
少しは楽になるかも…。
それにやっぱり
自分の家があるってところが
何か安心感あるしね。
(…よし、説得してみよう。)
私はそう決心して
カレーうどんを食べ進めた。

