「女性専用ですか…。


なら大丈夫ですね。」




あれ?意外とあっさり…。




「では、花園様もご一緒にお送りいたします」



「あ、私、外で樹を待たせてるんで…」




樹っていうのは優梨の専属執事さんの


梶山樹(かじやまいつき)さん。




優梨にベタ惚れ。




「そうですか。ではお嬢様」




はいは~い。


今行く…って!?




「カバンがない!?


制服しか着てない!!」




あれ?


私、何も用意してない気が…。




サーッと青くなる顔。




ヤバい…かも?