あれは中2の秋のころだった。

私は中1の時バレー部だったが、人間関係がうまくいかず退部して、中2の春から陸上部にはいっている。



陸上部はバレー部と違い女子の人数が圧倒的に少なかった。



あ!忘れてた。
私の名前は峯岸 悠(みねぎしはる)。
今日も部活をさぼっている。
バレー部と違ってゆるいからね笑
同じ部員の美沙と花蓮とはなしているときだった。



美「そう言えば来週サッカーのワールドカップあるよね!?めっちゃたのしみ!」


花「あ〜確かに!うちの弟もサッカーやってるんだ!」


美「え!そうなの?ポジションどこ?」


花「キーパー!でもめっちゃ下手なの笑同じクラブチームにすっごい上手い子がいるんだよね!だからまだ試合出たことないの」



私はサッカーなど興味がない。だから話についていくことができなかった。私は頷くだけ。



美「え!まぢかそれ辛いね。この学校の子?」


花「そう。1年」


美「え!見に行こ! 悠もいくよ!!」



そしてグラウンドへ出た。


いた。
めっちゃ怖そう。そしてチャラそう。
ごついなー。


花「あ!そういえばあの子悠と同じ塾だよ!?」


悠「えっ!そうなの」



私は興味がなかった。年下だし相手にするつもりがなかった。でもここからもう運命は決まっていたんだと思う。