「おい、唯を離せ。嫌がってる」
「え……秀…なんでここに?」
秀は少し息が荒くなっていて汗をかいていた
きっと走ったんだろう
「ほぉ〜片寄秀くんではないですかぁ〜。君がここに何の用ですかぁ?今俺たちお取り込み中なんですけどぉ〜」
「唯を離せって言ってんの。言葉が通じないのか?これだから馬鹿は…」
「はぁ?つーか、彼氏でもないお前になんで唯ちゃんとの会話を邪魔されないといけねーんだよ」
「唯は俺のだ。俺は自分のものに手を出されるのが大嫌いだ。だから早くその手を離せ。離さないとぶっ殺す」
「はっ、やってみろよ。」
「へぇーじゃあ遠慮なく。」
そう言って秀は軽やかに動いて私に当たらないように林田くんに蹴りを決めた

