お前が好きなんだ…。













ー ー ー











「なぁ健斗、今年の文化祭ってうちのクラス何やんの?」










健斗は俺の親友。











面白いしめっちゃいい奴。











「えっと…なんだっけ?」














「いや、俺が聞きたいわ」

















「今年は写真館をやるんだよ」











そう言ってきたのは関口花。











健斗の彼女で唯の親友。














「写真館?何すんのそれ?」













「もう、健斗は何にも聞いてないんだから!そのまんまだよ。お客さんが衣装を着て、私達が写真を撮ってあげるの!」
















「ほ〜。じゃあ今年は楽そうだな。沢山まわれそう。秀は今年も唯とまわるんだろ?」











「おう。そのつもり」











「そーだ!秀、今唯が他のクラスの男子に呼び出しされてたよ!あれはきっと告白だよ」



















「まじかよ…。ちょっと行ってくるわ」















「なんで秀がいく必要があんだよ…。彼氏じゃあるめーし」
















「俺より唯のこと知らない奴が告白とか許せねーじゃん」













なんか唯が取られる気がして嫌なんだよな…














これは親心ってやつなのかな?











「よーし秀!健斗なんか無視して行ってこーい!」

















「おう。」