葉月のおでこに手をあててみる。
「熱はないようだな」
葉月との顔の距離が近い。
俺は不覚にもときめいてしまった。
そう思った時、俺は葉月に突きとばされた。
その後、葉月にスマホをつきだされた。
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【TO】
亮…もう私には関わらないで。
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そう書かれていた。
「なんで?俺、葉月に何かしたか?」
正直みに覚えがない。
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【TO】
何もしてないよ。
でも…亮、うざい。
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「はぁ…意味わかんねぇ…」
俺がそう呟くと、葉月は何かを決心したような顔つきになった。
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【TO】
亮…もう私に関わらないでね。
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ズキッ
やばい…泣きそう。
自分でも体が震えているのがわかる。
(我慢…我慢。)
俺は心の中でそう呟いた。
「なぁ…葉月。最後に一つ聞いて良いか?」
俺がそう言うと葉月は深く頷いた。
心の中で深呼吸をする。
「葉月は…俺のこと嫌いになったのか?」
最後の望み。
でも…
葉月は口パクで、
“うん、嫌い”
そう呟いた。
その言葉は俺を傷つけるのには十分すぎる言葉だった。
「そうか。」
俺は無理やり微笑み…
「葉月、ごめんな。」
そう呟いた。
目にはうっすら涙が浮かんだ。
「ちょっと…俺、一時間目さぼるわ。」
そう言った後、ドアに向かって歩きだす。
葉月の隣を通りすぎた時、
葉月は泣きそうな顔をしていた。

