声なき天使〜奇跡〜



クシャ



俺はいつのまにか女の子の髪をクシャとしていた。


「また、会えるといいな!」



思わず笑顔になる。



すると、女の子は笑顔で深く頷いてくれた。



俺は照れているのを隠すように「じ、じゃあな!」と呟きこの場を後にした。



女の子が見えなくなり走るスピードを落とす。



「やばい、完全に落ちたわ…」



手で顔を覆いながら呟く。


あの子の笑顔を思い出すだけで顔が熱くなる。



「また、会えるかな…」



俺はそう呟いていた。