声が聞こえたほうを見てみると…亮がいた。



亮は黙々と転がった机を片付けている。



なんで…?



なんで私にかまうの?



昨日とは態度が大違い。



もう私に優しくしないでよ。





そう思っているのにこの胸のトキメキは何?






いつの間にか机は元の位置に戻っていた。




ふと橘を見てみると…



唇を噛みしめて私を睨んでいた。










チャイムが鳴りHRが始まった。



HRの間、私は無意識に亮のことを見つめていた。