声なき天使〜奇跡〜





二時間後。



下校の時間が近づいてきた。



次の命令で最後らしい。


やっと…終わる。



「「王様だ〜れだ!」」



「俺だぁ〜!」



そう言ったのはクラスの中でも変態と呼ばれている原西。



最悪だ…



「原西。最後の命令なんだからとっておきのやつ宜しく!」



橘が原西に向かって言った。



「それじゃあ…23番の人と相川がディープキス!」



えっ…



今、なんて…



嫌だ、絶対に。



体がまた震え始めた。



「いいね!それ。23番って誰?」



一人の男子がそう呟く。


「俺だけど。」



そう言いながら手を上げているのは…



亮だった。



亮が私に近づいてくる。


恐い。そう思った。