横目で一番うるさい女子のグループを盗み見る。
…今の所は何もしてくる気配がない。
少し安心して、息をついた。
…あのグループは、面倒くさい。
私に何の恨みがあるのかは知らないけれど、
陰湿ないじめを仕掛けてくる。
根も葉もない噂を流したり、
すれ違うたび、「死ね」と言ってきたり、
…上履きや体操服は何回隠されただろう。
もう、覚えてないけれど。
数え切れないほどのいじめを仕掛けてきた。
私はそんな幼稚なことをする奴らは、鼻であしらった。
…相手は、それが気に入らないのかもしれない。
もう、どうでもいいけれど。

