行く途中に何度も鏡を見る。
…別に変なところなんてない。
水原くん、どうしたんだろう…?
「ついた」
「ここ!?」
普通の家を想像していたけれど、着いたところは小さな旅館だった。
『旅館しのはら』という看板がかかっている。
「大輔の家は旅館だから、毎年空き部屋貸してもらって同窓会してるんだ」
「へー、そうだったんだね…」
「おじゃまします」
中に入ると、本当に旅館だった。
「いらっしゃいませー。…あら、水原くん!」
着物を着た女の人が出てきた。
篠原くんのお母さんかな?
「今年もお邪魔します」
「いいのよいいのよ。あら?今年は彼女連れ?」
わたしはビクッとして頭を下げた。
「こ、こんにちは!」
篠原くんのお母さんはニコニコしてる。
「こんにちは。大輔たちなら二階の部屋にいるから、上がって上がって!」
そう言われて、階段の方へ案内された
…別に変なところなんてない。
水原くん、どうしたんだろう…?
「ついた」
「ここ!?」
普通の家を想像していたけれど、着いたところは小さな旅館だった。
『旅館しのはら』という看板がかかっている。
「大輔の家は旅館だから、毎年空き部屋貸してもらって同窓会してるんだ」
「へー、そうだったんだね…」
「おじゃまします」
中に入ると、本当に旅館だった。
「いらっしゃいませー。…あら、水原くん!」
着物を着た女の人が出てきた。
篠原くんのお母さんかな?
「今年もお邪魔します」
「いいのよいいのよ。あら?今年は彼女連れ?」
わたしはビクッとして頭を下げた。
「こ、こんにちは!」
篠原くんのお母さんはニコニコしてる。
「こんにちは。大輔たちなら二階の部屋にいるから、上がって上がって!」
そう言われて、階段の方へ案内された