「私が10才になったくらいだったと思う。

兄が車にひかれかけた私を庇って・・・。」





「兄はとても優しくて、みんなから好かれ

てて、運動だって、勉強だって、

なんだって完璧だった。」





「私の自慢の兄だった。」






「そんな大好きだった兄を失ってからと

いうもの、

私は頑なに人とコミュニケーションを

とるのを避けてきた。」






「私と関わる事で、また誰かを

失ってしまうのが怖かった。」