「何?貸してほしいの?」


「う、うん……」


「俺じゃなくて、庄司に借りれば?」


「ショー……ジ?」


「そっちのやつ」


あ、右隣の人、庄司くんって言うんだ。



「でも、しゃべったことなくて……」


「はぁ……、芙美と机くっつけると、その辺の女子がうるさいんだけど」


「あ……、ごめん。迷惑だよね……」


「そうだね」


今のかなりショック。

アヤちゃんの中の私はただの迷惑な幼なじみなんだ。