意地悪な幼なじみが冷たい理由

アヤちゃんが食べ終わるのを待って熱を測った。


十秒で熱が測れてしまう、高性能体温計……すぐに結果が出た。



「んーと37.8……、うーん」


「ちょっと下がっただろ!
芙美が来る前は38.5だったんだよ」


「っえ?38℃以上もあったの!?」


「……うん」


「ごめんね、気づかなくて……」


「別に」


「しょうがないから、お薬、市販にしてあげる」


「…………」



アヤちゃんは無言だったけど、あからさまにキラキラの目で私を見てくる。

だから昔に戻った気がしてすごく嬉しかった。