振り向いてダーリン


「じゃ、明日から清楚になるため頑張るね!ありがとうあっちゃん!」




「いや、でもちょっと待ってまだ続きが……」



私はあっちゃんの言葉も聞かずに電話を切った。



その頃あっちゃんが、変えなくてもいい事もあるのに。なんて言ってたのは知る由もない。




さて、そうと決まれば即行動!
近所の美容室に向かい明るく染めている髪の毛もトーンダウンし栗色の髪の毛に。




つけまつげも赤のリップも全部全部封印。



まーくん好みのナチュラルに。



鏡に映る私は数時間前の私とは全く別人に。
「案外ナチュラルな私も可愛いじゃん〜。」



これで少しはまーくん好みに近づいたかな。



明日少しでも可愛いって言ってもらえれば嬉しいな…。