京の華は、今日も咲き続ける

「なんと‼︎」

「ねぇ早くしてー遅刻するよ」

私は美里をせかした。

「はっつーの大好きな山吹が帰ってきます‼︎」

「えっ…」
「てか、大好きは余計でしょう‼︎!」

私がそう言うと美里は満面の笑みで笑った。

「まぁ、そんな焦らずゆっくり落ち着いて」