目線は先輩のまま、後ろからパスをもらいにきていた稀斗にパスする



「んなっ!」



驚く先輩をよそに、しっかり足を踏み切り



「先輩すいませんけど、この試合勝たないといけないので」



レイアップシュートを決める稀斗



「最初から本気でいかせてもらいますね」



「っ…、生意気な後輩だな」



おー、稀斗の目が本気だ



「ナイスパス、蒼也」



「そっちこそナイスシュート」



俺も頑張ってチームに貢献しないとな
そのために練習してきたんだから