「や…ぅや」



誰か俺肩を揺らしている
誰だよ…俺、まだ眠いんだからもう少し寝かせろよ…



「蒼也」



「…ん」



ゆっくり体を起こす
まだ眠い…、目を擦りあくびする



ふあぁぁ…眠いなぁ…



「蒼也寝すぎだよ。僕、先生来たから蒼也のこと起こしたのに起きないし、そのままにしてたら3時間目まで寝てたもん」



「まじかよ…。俺、そんなに寝てたのかよ」



3時間分のノートは稀斗に見せてもらえばいっか



「蒼也ー、はい。プリントありがとう」



陽菜が俺の席に来て朝貸したプリントを返してきた