「蒼也は何に出たいの?」



「俺は…なるべく動かないやつ」



「それじゃあ、スポーツ大会の意味がないよ!」



「文化部の俺にとっては辛い行事だし」



バッサリ言い切ると陽菜は不満げに頬を膨らます



「むー…、でもどの種目になっても蒼也がんばろうね」



「おー、怪我しない程度に頑張る」



適当に返事を返す



「楽しみだなー!」



スポーツ大会の話をしたり、世間話をしながら俺らは学校へ登校した