「げって何よ、げって！」



頬を膨らます陽菜



「思わず出ちゃったんだよ」



「ひっどーい！」



ますます頬を膨らませてきた



「もう、陽菜。いつまでもふてくされていないの」



柚希が陽菜をなだめる



「だって…」



「陽菜、柚希帰るつもりだったんだろ？早く帰ろうぜ」



まだ何か言いたげな陽菜
こうなった陽菜は、いろいろとめんどいからほっておくのが一番だって俺は学んでいる



「うん。あ、蒼也くん」