「陽菜と柚希は?」 「柚希ちゃんは調理部、陽菜ちゃんはその試食だって」 「ったく、陽菜のやつ昔から食いじはっているからな…」 机に肘をつき、頬杖しながら言う あいつ…太ったって俺に泣きついてきたって知らないからな 「でも陽菜ちゃん美味しそうに食べてくれるって柚希ちゃん言ってたよ。作りがいがあるって」 「そっか」 楽しそうに話す稀斗から目線をはずす あ 「稀斗、時間」 「え?…ああああぁぁああっ!!」 静かな図書室に稀斗の叫び声が響いた