「そーや!」 ドンッ 「いった…、って陽菜かよ」 思いっきりたたかれた背中をさすりながら俺のことをたたいてきた幼馴染、陽菜のことを睨む 「陽菜かよ、じゃないよ!もー、私のこと置いていかないでよー」 「寝坊した上に支度の遅い陽菜のことなんて待てるかよ」 「ひっどーい!」 ぷくーっと頬を膨らます陽菜 そんな陽菜のことを無視して先へと歩き出す 「あ、蒼也まってよ!」 「やだ」