恋と失恋と恋と





私が何にも言えないのに対し彼は質問を続ける



『名前は?』



やっとでた声はとても細く自分でもびっくりするほどのひどい声だった



『名前は歌凛』



そうつたえると彼は

わたしに触れるだけのキスをした