『…ーひかり!大丈夫か!?』



息を切らして私に近づいてくる男の子。



『うぅー...爽くんーっ』



男の子は雨でびしょびしょになった私をぎゅっと抱き締める。



『...よかった、見つかって。風邪引くから、家に入ろ?』



『うんっ』



私は男の子にニコッと微笑む。



『...あのさ、俺、ひかりのことがーー』