「おい大蔵心音 オオクラシオン いるか?」



「し、心音ちゃんなら寝てるよ?」



「叩き起こせ」



「怖いから嫌だよ。それに睡眠時間削ったら可哀想だよ!」




「んなのどーでもいいんだよ!早く呼べ!」




「分かったよ!




心音・・・。」




「んぁ?何?」




ウチは大蔵心音。皆からそこそこ人気があって学園の番長って言われてる。




「井上君が呼んでたよ。」



「井上?誰ソイツ。ま、いーや。


行く行く。」




ガタッ




「井上だっけ?ウチに何か用?」




「ほ、本物!?」




「偽物だったらなんだよ。

てか、ウチに偽物はねーわ



で、要件は?」



「こ、これでも読んどけ!」



「おい逃げ・・・はえぇな。アイツ。」




で、この手紙なんだこれ。

果し状?は?


何を果たすんだよ



「しーおんっ!おは!」



このケバパ・・・。この名前で呼ぶと怒られる


このギャルはウチの親友
玲緒奈 レオナ すっぴんの方が可愛いんだけど
メイクが無いと生きれないらしいよ


そんな大袈裟な。




「何それ?果し状?


え、マジ!?心音果たされんの!?」



「あ、ウチが果たされんの?」




「それ以外無いっしょ。」



「アイツ面白いね。ウチに喧嘩を売るなんてね。」




「行くの?」



「当たり前。」




「楽しそう!うちも見に行く〜!」




「おっけ!」