「じゃあ、またあしたね、ちーちゃん」
「いっちゃん、またあしたー。」
私は、ゆっくりあるいて“お気に入り場所”に向かう。
今日はまた優太くんみんなをわらかしてたなー。
とか
いっちゃん今日の数学の時間シャー芯なくてこまってたなー。
とか、いろいろ考えて、歩いていくと、お気に入りの場所に着いた。
お気に入りの場所とは家から五分くらいで着く河原のこと。
いつも川を眺めて、病気のこととか、友達のことを考える。
中学三年生の時に見つけたところでそんなに人が通らないから、泣いたことも何度もあった。
あと何日生きれるんだろうって、どんなふうに死んじゃうんだろうって、私は病気を治すって決めてるのにほんとに治るのか不安になってしまう。