美咲ちゃんにお母さんが会いに来たことを信じてもらえるか、不安だ。


でも、美咲ちゃんはお母さんを感じ取っていた。


「お母さんが見えるよ。」


本当に?


もしかして、無理向くと隆志さんと葉瑠さんがいた。


「葉瑠さんと美咲ちゃん二人にしてあげよう。」


ちょっと、何処へ行くの?


隆志さんが私の手を強引に引く。


「外でサッカーしようぜ。」


そう言えば隆志さんもサッカーしてたんだよね。


幽霊とサッカー出来るんだっけ?


二人でサッカーは無理かな。


いいから、いいからと隆志さんは私を運動場に連れて行った。