葉瑠さんは子供に会いたいと言うけど、居場所が分からない。


隆志さんが葉瑠さんの記憶をたどって、葉瑠さんの子供の元に行くことが出来るらしい。


幽霊って何でも有りな訳?


え、もう分かったの!


そのまま瞬間移動。


わぁー。


もう着いたよ。


どの家?


この大きな家なんだ。


あれ誰かがいるよ。


子供の声と多分新しいお母さんの声かな。


綺麗な女の人が2才ぐらいの女の子を抱っこして出てきた。


葉瑠さんの子供はいない。


多分保育園にでも行ってるのか。


あ、旦那様も出て来たみたいだ。


葉瑠さんが娘の美咲ちゃんを探してるけど、いない。


隆志さんが二人の会話を私にも聞こえるようにしてくれた。


「美咲は元気にしてるらしいから、安心しろ。おまえが悪い訳ではのからな。」


美咲ちゃんは何処にいるの?


え、美咲ちゃんは養護施設にいるらしい。


何で、どうして、こんな大きな家があるのに、お父さんがいると言うのに。


葉瑠さんが狂ったように泣き出した。


隆志さんが何か事情があるかもしれないから、探りを入れて来ると消えてしまう。


ちょっと、いきなり消えないでよ。


葉瑠さんと二人はかなりきまづい。