俺はいつも通り部活を終え、家に帰る。 ドアを開けると、家の中は真っ暗だった。 いつもなら母さんはいるのに変だな。 暗闇の中に、俺は玄関の前の廊下に違和感を感じた。 横にあるスイッチを押すと、そこには薄暗い光に照らされる、真っ青な顔をした母さんが倒れていた。 「母さん!?どうしたの母さん!」 大声で呼んで身体を揺さぶっても冷たい身体はぴくりとも動く事はなかった。 母さんが死んだ…?