はじめて悠を見た時に、あのどこか寂しくて悲しい瞳にあたしは気を引かれてたのかもしれない。




でもあたしはいつも通り自分から壁を作って悠を避けてくつもりだったのに



悠は違ったから。




面と向かってあたしと接しようとしてくれた。




そしてあたしの心を癒し、暖めてくれる。


悠の笑顔がなにより安心したんだ。


それがあたしにとっては自分が弱くなるだけな邪魔な感情だと思ってた。



でも違った。



あたしは生まれて初めて人を愛したんだ。



愛すって事がどれだけ幸せな事か知ったんだよ。