それからしばらくあたしを蹴り続けると、何事もなかったかのようにリビングへ向かっていった母親。





あたしは全身が痛くて動けなかった。






身体よりも心が痛かった。





涙で視界が滲む。


「…っ……」




母親は、全くあたしを必要としていない。



むしろ居なくなること望んでいる。





「…ははっ」







あたしは、要らない子なんだね…。