「ん、じゃあ行こうぜ」

雅美は少し得意になって案内を始めた。

「これが、天気の原液、」

そういって瓶に入った様々な色の液体が並ぶ棚を指差して言った。

「綺麗ね!」

「だろ?」

にししっと笑った雅美にソラは微笑んだ。

「んでー、これが今までの天気の色の割合。」

「すごい!今までずっとノートに書いてきたの?」

「そだぜ、」

「みていいっ?」

「いいけど、んなもん見てもつまんねー、って...もう見てるし((苦笑」

ぱらぱらとノートをめくるソラはまるでプレゼントを貰って嬉しそうにあける子供の様だった。